太陽の笑顔
◆volume 02
      想いのストラップ
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次の日。


いつもと変わらない時間を過ごして放課後になった。


あたしはぽけーっと屋上のフェンスから校庭を見下ろす。


これは1年のときからの日課だ。


この太陽から1番近い場所から、校庭で汗を流しながら楽しそうにボールを追いかける陽太を見つめる。


陽太の頑張っている姿を見て胸を焦がすこの時間は、誰にもジャマされたくないなって思う。


放課後に屋上に来る人はあまりいないから、この空間はあたしだけのモノのときが多い。


だけど今日はなぜかサッカー部の部員たちが誰1人校庭にいない。


雨が降ってるワケじゃないし、なんでいないんだろう?


1日の楽しみでもある時間がなくなってしまったことに、ガクリと肩を落とす。


あーあ……。


こんなに近くにみんなの太陽があるのに、あたしの太陽は見れないのか。





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