太陽の笑顔
◇volume 05
      悲しみの決別
  (1/11)




陽太がいなくなってから2週間が経った。


陽太と別れた次の日から3日間は、なんとか学校にも行っていたし、考えて行動することも出来てた。


だけどもう限界だった。


陽太のいない学校に行くのがこんなにつまらないなんて、こんなにツライなんて思ってなかった。


あたしは学校に行かなくなり、部屋に閉じこもって、ひたすら悲しみの闇と戦う。


油断すると涙は勝手に出てくるし、止まることを知らない。


このままだと干からびちゃうんじゃないかってくらい泣いたのに、まだまだ溢れ出てくる。


……ねぇ陽太。


なんでいないの?


なんでいなくなっちゃったの?


ずっと返事を待ってるって言ってくれたのに。


また明日なって別れたのに。


次の日学校に行ったら、もう陽太はいなかった。


代わりに机の上には花瓶に挿されたキレイな花が置いてあった。


……ねぇ陽太。


あたしはまだ、なんにも伝えてないんだよ。


ずっと言いたかった言葉を、まだ伝えてないんだよ。


瞳を閉じると今でもハッキリ思い出せる、最後に見たいつもの太陽の笑顔。


だけど瞳を開けると涙で歪んだ世界しか見えないの。


陽太の笑顔がもう見えないんだよ……。





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