太陽の笑顔
◇volume 09
      笑顔の未来で
  (1/4)




瞼を開ければ、もううっすらと日差しが入り込んでいた。


それが明け方なのだと証明している。


……何時間寝てたんだろ?


昨日翼くんと別れてからカーテンも閉めずにそのままずっと寝ていたらしい。


重い瞼が少し痛いのは、きっと泣きすぎたせい。


……夢、じゃない。


夢になんかさせない。


陽太の温もりを、身体と唇がちゃんと覚えてる。


不思議なくらい頭はスッキリしていて、涙はやっと枯れたのか、まったく流れない。


あたしはベッドから立ち上がり、窓を開けて外の空気と日差しを部屋の中へと入れる。


目の前の景色に、あたしは頬を緩ませた。


まだ昇りきってない太陽が、まるであたしを見ているように輝いていたから。


約束したもんね。


"ずっと見守ってるから。"


言われた通り、あたしいっぱい幸せになるよ。


だから……。


ちゃんと見守っててね?


あたしの太陽。





- 71 -
前n[*][#]次n

⇒しおり挿入

/77 n




⇒作品艫激rュー
⇒モバスペ脾ook
[←戻る]