唇に、甘い想いを。

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  Story * 06 * (1/1)

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「塩と砂糖かぁ。んーとね、砂糖かな?」

「うん、俺も砂糖。」

「だよねだよね!」


放課後、オミくんと生物室にて。


盛り上がる会話は、きっとあたし達にしか分からないだろう。


あの日から、放課後は毎日生物室に通っている。


もちろん、オミくんも。


教室はバラバラに出るけど、どちらからともなく、ここに来て。


こうして他愛もない会話を、2人で楽しんでいた。


「じゃあ、お米とパンは?」

「日本人ならお米!っていいたいけど、実はパンだったりする。」

「わかる、俺もそう。」


そして今している会話は、2択のどっちがいいか。


この会話をしていて気付いたんだけど。


あたし達って実は、結構似てたりする。


「オミくん、クッキーとチョコだったら?」

「んー…、チョコ。」

「あたしも!」


"似てる"かなんて、ゆっくり話さなければ分からないこと。


こうして楽しくしゃべりながら、オミくんのことを知れるなんて。


この時間はすっごくすっごく、大切で幸せだ。






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