哀歓

4[変わる気持ち](1/20)




翌日。



「おはよーん。」


上履きに履き替えていると、後ろから声がかかる。


振り向くと普段見てるものと変わらない笑顔であたしを見ていた。


「おはよー。」

「朝から麻美ちゃんに会えるとか、俺まじツイてるよね!」

「クラスでいつも会ってるけどね?」

「細かいことは気にしなーい!」


こんなチャラいのは今日だけじゃなく、いつものことだから気にしない。


「おっ、玲じゃん!」


その言葉にあたしも視線を向けると、玲が下駄箱にいた。


「おっはよー!」

「朝からうるせぇな、俊也。」

「相変わらず冷てぇなぁ、玲は。」


唇を尖らせる姿はまるで子供だ。





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