Spring

*[徨った先の温もり](1/31)




まだ少し冷たい風が吹き付ける中、夢中で走っていた足をやっと止める。


どこまで走って来たんだろうか?


ぜぇぜぇと渇いた喉が音を立てる。


息を整えるよう深呼吸をして、辺りを見渡す。


すると不意に瞳に写る公園を見つけ、疲れた身体を休ませるために、古びたベンチに腰を下ろした。


荷物はなにも持って来なかったため、持ち物は携帯ただ1つだけだ。


家や友達から連絡がくるかもしれないと、電源は切っているし、今さら見る気にもならない。


ボーッと空を眺めると、小さな星たちがキラキラと輝き、存在を露にしている。


夕方に家を飛び出し何時間経ったのか、暗くなった周りにもう夜なのだと感じる。





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