Spring

*[撃訪問の関係](1/25)




それからとゆうもの、あっという間に毎日が過ぎて行った。


あたしは比呂の1日の行動とそれに伴う時間も完璧に覚えて、朝からせっせと動いている。


「ミケー。俺のネクタイ知らない?」

「あっ、ネクタイこっちにあるよー!」


今では比呂よりあたしの方がいろいろ置いてある場所が分かってる感じで、なんかすごく嬉しい。


「行ってらっしゃい!」

「行って来ます。」


玄関まで比呂を見送り、頭を撫でてくれる比呂とこの言葉で別れる。


短い期間の中で習慣になったことがいっぱいあって、あたしはこの生活に安心していた。


家にいたときより充実してるし、比呂の傍にいられるから、寂しいって思うこともなくなっていた。


家事洗濯を済ませて自分の好きなことをして比呂の帰りを待つ。


最近は比呂があたしにって買ってくれた小説を読むのが日課になっている。


もとから小説を読むタイプじゃなかったから、字がぎっしりのは読めない。


だけどちゃんとあたしが読めて飽きないような小説を買ってくれて、あたしはハマったように読み進めていた。


比呂が帰って来るのはだいたい7時から7時半のあいだくらい。


それまでにご飯作ってお風呂も用意する。


ガチャガチャと玄関の鍵が開く音がしたら、帰って来た合図。


あたしはその合図を聞いて玄関までダッシュする。


「おかえりなさいっ!」


玄関の扉が開いて比呂の顔が見えた瞬間、あたしはお決まりの言葉を笑顔で言う。


入って来た比呂はいつもみたいに微笑んで、あたしの頭を撫でながら「ただいま。」と言ってくれる。


今日もそうだと思ってた。





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