Spring

*[良しの鉄則](1/27)




「おっはよーミケちゃん!」

「あ、お、おはようございます!」


朝あたしが身仕度をセットしてキッチンへ行くと、元気すぎる空さんの声が響いた。


驚きながらも挨拶を返したあたしを見てから、「便所ー!」とトイレに行った空さんに、あたしは苦笑する。


比呂は朝が苦手だから、先に起きたあたしが起こすのが日課になってたけど。


空さんは朝でも昨日と同じテンションだし、苦手ではないらしい。


じゃあ起こすのは比呂だけで大丈夫かな。


朝食を作りながら時間を見て、時間になったら起こしに行く。


「比呂ー、朝だよ!」

「んー……。」


寝室のカーテンを一気に開けて、ベッドに寝転ぶ比呂を振り返る。


さっきまで顔は出てたはずなのに、今では頭の上まで布団を被せて、太陽の光を拒んでいた。


「比呂、起きてー!」


ぐいぐいと布団を引っ張って顔を出すと、比呂の瞳がうっすら開く。


「おはよ、比呂。」

「………ん、はよ。」


覗き混んで挨拶をすれば、比呂はふわりと笑みを浮かべて返してくれた。


毎回ながらも比呂のこの表情は見惚れるくらい、かっこいいから困ってしまう。





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